だーれがなんと言おうと

楽しかった。久しぶりの、そして、帰りを心配しなくていいホームゲーム。
いつものメンツでの試合後のうだうだ。
楽しかった。
僕は(って一人称が変ですけど)ここにいるんだと思った。
ここにいるべき、とは思わないけど、ここにいたいし、ここにいるんだ、
それはとても幸せなことだ、と、思った。
点を取りたい、勝ちたいという気持ちは、僕等の声と相まって
とても強く感じられたし、強引にでも点を取りにいこうという姿勢も。
加地のクロスが蹴った瞬間ゴールラインを割ったときのブーイングも
とてもよかったと思う。
それでも、ケリーはレッドを食らっても仕方がないと思うし、
あのゴールもオフサイドを取られても仕方なかったと思う。


そんなもんだと思う。
そんなに思うに任せられる人生を送っちゃいない。
なにか障害はあるもんだ。
でも、僕等はそれなりに流されながら、抗いながら生きているんだし、
フットボールがそんな人生から逃避するためのものではないことなんて
先刻承知のはずだ。
ぼくらも、ガスも、同じで、躓きながら、立ち止まりながら、でも、
前に進んでいくんだと思う。


あんまり陳腐な言葉を並べても面白くも何ともないけど、
でも、こんな日常に帰って来れたことがとてもうれしい。


「ただいま!東京!! x x xxx」