5km

風邪をひく直前に「走ることについて語るときに僕の語ること」を買って、風邪の間に読んだ。さっき読み終わった。村上さんも6分ペースが基本なんだなぁ。そうだよね。そこから上下にずらす感じ。で、走り込みの時期は1日10キロ程度からさらに増やす感じ、とか、結構参考になった。走ってるときの気持ちとか、なんかそうそう、そんな感じだよね、というのも楽しかった。走ることを人生に反映させるのはなかなか難しいと思うので、いろいろわからない点も多かったけど、とても楽しかった。というか、走りたくて走りたくて。早く治れよ、って思ってたのね。やっと治ったっぽいので走ってきた。久しぶりなので膝が落ちて何となく足を引きずるような感じだったけど、後半はよくなった。29分ちょうどくらい。やっぱりフルマラソンをどこかに設定すると楽しいのかなぁ。
あ、そうそう、5キロ走ってるときの心境をまねして書いてみようと思うけど、あんな文章は書けないのでいつも通り。まず、走る前に最近はしっかりお風呂につかる。ウォーミングアップが面倒なのもあるしお風呂も好きだし、帰ってきた後にすぐ入れるようにお風呂をわかしとかないといけないので、ついでにお風呂に浸かって、それから走りに出かける。とっても、スタート地点はアパートの目の前。コースはアパートの目の前をスタート/ゴールとする1キロの周回コース。簡単で気に入っている。最初はそろーっと、ゆっくりゆっくり、って思いながら走り初めて、とにかく膝とか足首とか、自分の体の弱いところがちゃんと動いてるかを確かめながら走る。許容範囲を外れることは最近は滅多にないけど、ジョギングを始めたころは2キロ走るのもやっとだったから、結構慎重に様子を見る。1キロ地点を通過する。とりあえず、タイムをチェックして、6'30"くらいだとなかなかいい感じ。あんまり速すぎると、急に動かし過ぎってことになって後でしんどくなったり痛くなったりする。1キロを超えると、もう頭の中では2キロを通過したこととして残り3周かぁ、ってことはとりあえず既に半分走ったようなもんやなぁ、など、都合良く残りの距離について自分をだまそうとする。ホントにだまされてどこまで走ったのかわからなくなって困ることもたびたびなので、これはやめた方がいいと思うんだけど、いつもやってしまう。とかなんとか言ってるとあっという間にホントに2キロ地点について、ほらホントに2キロやん、と頭の中で言ってて、結構いい感じに脳内麻薬が出て楽しくなってくる。さっきの1キロよりは10~20秒くらい速くなって、ここからはこのペースで行くのがちょうどいい感じ。次の1キロはその時々の関心に左右されていろんなことを考える気がする。プログラミングのことだったり、会社のことだったり、ご飯のことだったり、お酒のことだったり、東京のことだったり。てれーっと走ってると3キロ地点になる。ここに来て、またもう一度走ることに集中しだす。高校の頃、5000mの試合でいつも3キロ地点から4キロ地点のこの1キロのタイムが悪かった記憶があって、どうしてもここをちゃんと走らないと、と思ってしまう。あのころは遅い遅いと言っても1キロ3'40"とかで走ってた訳で、今の6分ペースじゃどう走っても平気に決まってるのに、なぜか力んでしまうというか、がんばってしまう。冬でもこれくらいまで走ると寒いと感じなくなって、走るのに集中するのかもしれない。4キロ地点。これであと1周。最近は毎回、もうちょっと距離伸ばそうかなぁ、って思うけど、まだもうしばらく5キロで我慢しようと思っている。最後の1キロも、また体の様子に気を配る。動き出しの不調ではなく、ちゃんと走ってみて、30分後に現れるトラブルもあるので、ちゃんと最後まで大丈夫かな、というのを確認しながら、気分が良ければ最後にちょっとだけペースアップしてゴールする。ゴールしたら、1キロをゆっくり歩いて申し訳程度にクーリングダウンする。これでもするとしないとでは結構な差があるような気がしていて、最近は足のけがはほとんどないんじゃないかと思う。1キロ歩いたら、アパートに帰ってお風呂でゆっくり体をほぐして、その後日記に感想を書く。そんな感じ。